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目的が人を動かし、出会いが人生を変える−新日本製薬・後藤孝洋社長が若者に伝えたい、“人生を前に進める力”−

目的が人を動かし、出会いが人生を変える−新日本製薬・後藤孝洋社長が若者に伝えたい、“人生を前に進める力”−

後藤 孝洋 氏
新日本製薬 株式会社 代表取締役社長CEO

福岡県出身。1971 年生まれ。95 年入社。営業、広告企画、商品開発などの部門を経て、2005 年社長就任。企業の成長とともに、地域活性化や災害復興支援、さらには国境を越えた支援活動など、幅広い分野の社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。
同社の主力スキンケアブランド『パーフェクトワン』の「パーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズ」は、オールインワン市場において10年連続で国内売上No.1※1を獲得している。

※1 パーフェクトワンフォーカスシリーズ含む:富士経済「化粧品マーケティング要覧2017~2026」(モイスチャー部門およびオールインワン部門/メーカー、ブランドシェア2016~2025年実績)

福岡には、多くの挑戦者が集まります。
スタートアップ、学生起業家、地域を変えようとする若者。
そして、その挑戦を応援する人や企業もまた、この街には数多く存在しています。

その1つが、福岡を代表する企業である新日本製薬 株式会社です。主力ブランド「パーフェクトワン」は、オールインワン市場で長年トップシェアを誇り、国内のみならずグローバル展開も進めています。

今回お話を伺ったのは、35歳で社長に就任し、福岡の成長を牽引している後藤社長。
学生時代や、ご自身の経験から培われた考え方、そして福岡の若者への想いについて伺いました。


社長になりたい。その目標が人生を変えた

私は高校受験の際、もともと機械科の高校を志望していました。
しかし第一志望には合格できず、第二志望だった土木科へ進学することになりました。私立高校の機械科には合格していましたが、当時の家庭の経済状況を考えると、その選択肢を選ぶことはできませんでした。
その時に初めて気づいたんです。

「行きたい道があっても、お金によって選択できないことがあるんだ」と。

高校では、家業を継ぐ予定の同級生がほとんどでした。
一方で私はサラリーマン家庭。
継ぐ会社もなければ、決まったレールもありません。

だからこそ、自分の人生は自分で切り開かなければならないと思うようになりました。
そんな中で自然と芽生えたのが、「社長になりたい」という目標でした。
社長になれば、自分の力で人生の選択肢を広げられる。家族を豊かにできる。
そう考えたんです。

その頃に出会ったのが、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』でした。
本の中に、今でも忘れられない言葉があります。

「一本の木から100万本のマッチを作ることができる。しかし、その100万本の中のたった一本のマッチで、100万本の木を燃やすことができる。」

本来は、山林火災の注意喚起の言葉だったみたいですが、
私はその言葉を読んで、「自分はマッチになろう」と思いました。

たった1人でも火を灯せば周りを変えられる。
行動を起こせば人を動かせる。
挑戦する人が増えれば、組織も街も変わっていく。

そう信じるようになったんです。
社長になると決めてからは、そのために必要なことを学びました。
経営者に会い、本を読み、人脈をつくる。
目標を持つと、不思議と必要な情報が見えるようになります。

「フェラーリに乗りたいと思った瞬間から、街中のフェラーリが見えるようになる」

それと同じです。
目標を持つから気づける。気づくから行動できる。行動することで人生が変わる。
振り返ると、その積み重ねが今につながっていると思います。


人生を変えるのは出会い

私の人生を振り返ると、やはり出会いに恵まれてきたと思います。
若い頃から、自分より年上の方々と積極的に付き合うようにしていました。

理由はシンプルで、経験を学びたかったからです。

経験というのは財産です。
誰かが10年かけて学んだことを、話を聞くことで知ることができる。その価値はとても大きいと思っています。

だから私は20代の頃、自分より10歳年上の立ち振る舞いを意識していました。
服装や言葉遣いを工夫しながら、経営者や先輩方と自然に会話できるよう努めていたんです。
背伸びをしたかったわけではありません。

自分が将来なりたい姿が明確だったからです。

私自身、多くの経営者や人生の先輩との出会いによって考え方が変わり、行動が変わり、人生が変わってきました。


NEO福岡との出会い−会う前から応援すると決めていました

NEO福岡を立ち上げたお二人とは、知人を通じて紹介いただきました。

実は、お会いする前から応援しようと決めていました。

福岡に縁もゆかりもない中で、この街を選んで挑戦してくれていることが純粋に嬉しかったんです。
実際に話を聞くと、人柄もよく、「何をしたいのか」だけでなく、「どう実現するのか」「誰を巻き込みながら進めるのか」まで明確に描かれていました。

その想いと行動力に、大きな可能性を感じました。

私は、街が発展していくためには建物や制度だけではなく、その街を担う若いリーダーの存在が欠かせないと思っています。
若い挑戦者が集まり、成長し、次の世代へ熱量が受け継がれていく。
そうした循環が生まれる街は、長期的な発展を遂げていきます。

NEO福岡は、まさにそうした未来をつくる挑戦だと感じました。
だからこそ、福岡で事業を営む一人として応援したいと思ったのです。


新日本製薬が目指す経営利益も、人も、どちらも大切にする

経営者として長く仕事をしてきて感じるのは、
企業は利益だけを追いかけても長続きしないということです。
もちろん会社は成長しなければなりませんし、利益も必要です。
しかし同時に、人も大切にしなければならない。

社員、取引先、お客様、地域社会。

企業は多くの人との関わりの中で成り立っています。
だからこそ私たちは、事業成長と同じくらい、人を大切にする経営を重視しています。

それが結果として、企業の持続的な成長につながると考えています。


若者へのメッセージ −人生に必要なのは「目的」

私は若い方々によく、「今が人生で一番若い」と伝えています。

昨日ではありません。
今日の朝でもありません。

今この瞬間が、人生で一番若い時間なんです。
だからこそ、その時間を何に使うかが重要です。
多くの人が「目標が見つからない」と言います。
しかし私は、目標ではなく、まず目的を考えてほしいと思っています。

なぜ挑戦するのか。
どんな人生を送りたいのか。
どんな価値を生み出したいのか。

その目的が明確になれば、目標は自然と見えてきます。
目標はあくまで手段です。
大切なのは目的です。

そして、その目的に向かって人間力を磨いてほしい。

礼儀を大切にすること。
感謝を忘れないこと。
学び続けること。

そうした日々の積み重ねが人間力になります。
人間力が高まれば、人との出会いが増える。
出会いが増えれば、人生の可能性は大きく広がる。
私はそう信じています。


「目標を持つことの大切さ」はよく語られます。
しかし今回の取材を通して印象的だったのは、後藤社長が繰り返し語られていた「目的」の重要性でした。

社長になりたいという目標の裏には、「家族を豊かにしたい」という明確な目的がありました。そして、その目的があったからこそ、学び、人と出会い、行動し続けることができたのだと思います。

また、人生を変えるのは出会いであるという言葉も強く心に残りました。経験豊かな人の中に飛び込み、多くの学びを得てきた後藤社長。その姿勢は、今まさに挑戦を始めようとしている若者にとって大きなヒントになるのではないでしょうか。

「今この瞬間が、人生で一番若い。」

後藤社長からのこのメッセージを胸に、一人でも多くの私たち若者が自分自身の目的と向き合い、新たな一歩を踏み出すきっかけになると嬉しいです。

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