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「危なっかしい場所ほど、 面白い。」

「危なっかしい場所ほど、 面白い。」

西村 淳(にしむら じゅん)氏
株式会社ten 代表取締役社長

熊本県出身、九州大学工学部へ進学。
大学時代に始めた飲食店の営業でトップ営業となり、店長を経験。
23歳でトラブルを抱えた店舗を引き受け、経営者としての道へ。
その後は飲食店コンサル、Web・SNS領域を経て、現在は保育業界のDXに取り組む西村社長。
これまでの挑戦の原点や、キャリアの転機、そしてNEOへの期待についてお話を伺いました。


挑戦の原点ー「気づいたらトップ営業になっていた」大学時代ー

大学に入ってすぐ、「何かやりたいな」と思ってアルバイトを始めました。
最初はバーテンダーをやりたかったんですけど、「経験者じゃないとダメ」と断られてしまって。

それで、飲食店の営業の仕事を始めました。
正直なんとなく選んだ仕事だったんですが、やってみたらすごく面白くて。

気づいたらトップ営業になっていて、その後は主任や店長も任されるようになりました。


23歳の決断ー誰もやらないなら、自分がやるー

23歳のときに、当時働いていた飲食店の社長と店長がいなくなってしまったんです。
しかもスタッフへの給料未払いが200万円ほどある状態で。

「この店どうするんだ」という話になって、最終的に僕が引き受けることになりました。

学生でお金もなかったので、知り合いの紹介でお金を借りて、なんとか回しました。
その経験を経て、25歳のときに自分で事業を始めました。


店舗経営からコンサルへ ー数字を武器に価値を生むー

もともと数字を見るのが好きで、Excelも独学で勉強していました。
顧客管理や売上分析、時間帯ごとの時間次決算のデータなどを全部自分で作っていたんです。

それを見た知り合いから「お店の相談に乗ってほしい」と言われて、飲食店のコンサルを始めました。
最終的には2店舗直営、9店舗程サポートしていましたね。


順調な裏側ー借金1000万円と向き合った日々ー

事業自体は順調だったのですが、店舗を売却した際に最終的に1000万円ほどの借金が残りました。

その借金を返しながら、別の会社で働いたり、コンサルを続けたりしていたんですが、
その時に思ったんです。

「このままだと、自分のやりたいことができないな」と。


人生を変えた再挑戦ー一度立ち止まり、もう一度選ぶー

一度ちゃんと勉強しようと思って、32歳〜35歳の4年間医学部受験を目指しました。
妻の実家に住まわせてもらって、最後の1年間ほぼ勉強だけの生活でした。

その途中で、SNSマーケティングやWeb制作を学ぶ機会があって。
WordPressやFacebookマーケティング、メルマガなどを勉強して、それを人に教える仕事を始めました。

その後、待機児童が社会問題になって、認可外保育施設の方々が認可保育園の設立を支援するプロジェクトに偶然お声が掛かったんです。初期はマーケティングとかだったのですが、最終的に、過去にたずさわった店舗開発の経験がいきて、保育園の店舗開発コンサルティングを担う様になりました。

ここが、次のキャリアにつながる大きな転機でしたね。


今の挑戦ー保育業界のDXに挑むー

インタビュアー
現在はどんな事業に取り組んでいるんですか?

西村社長
今は保育業界のDX事業に取り組んでいます。
「保育園探し.com」というプラットフォームを運営していて、保護者・保育園・企業をつなぐサービスです。

日本では『子どもを保育園に入れることができず、仕事を辞めざるを得ない』という問題がまだあります。
そこで企業向けに、従業員の保育園探しを支援するサービスも提供しています。

将来は、「コミュニティ」を中心に、人と社会を豊かにするインフラへと発展させたいと思っています。


大事にしている考え方ー危なっかしい場所ほど面白いー

インタビュアー
西村さんの行動の軸はどこにあるのでしょうか?

西村社長
振り返ると、僕はずっと“危なっかしい場所”に行っているんですよね。
でも理由はシンプルで、“自分の力を試したいから”です。

整った環境より、カオスな環境の方が面白い。
ゼロから何かを作るのが好きなんです。

それと、人が集まるコミュニティを作るのも好きです。


NEOに期待することーゼロイチを楽しめる場所ー

インタビュアー
NEOにはどんな印象を持っていますか?

西村社長
NEOってすごく面白いコミュニティだと思っています。
実績があるから来ているというより、「面白そうだから来た」という人が多いですよね。

僕はそういうゼロイチを好きな人たちが好きなんです。
こういう人たちだからこそ変化を楽しめるし、一緒に変化を作っていけると思います。


若い世代へーワクワクする場所に飛び込めー

やっぱり一番は、「ワクワクする場所に行くこと」だと思います。

振り返ると、僕はいつも一期生のようなファーストペンギンで、実績も何もないところから関わることが多かったですね。

実績がないときに飛び込むのは怖いけど、寄り道がプラスになることもあるし、そこにしかない経験がある。

寄り道こそ、自分の核に向き合っている証拠

その葛藤から逃げずに、向き合い続けてほしいですね。
その先に“自分の世界”が見えてくるし、同じ価値観の仲間は必ずどこかで見つかります。

だからこそ、若い人にはゼロから何かを作る経験をたくさんしてほしいですね。


西村社長の「危なっかしい場所ほど面白い」という言葉には、これまでのキャリアそのものが表れていました。
多くの人が安定や正解を求める中で、あえて不確実な環境に飛び込み続けてきた姿勢。

そこには、“自分の力を試したい”というシンプルで強い動機があります。
西村社長の挑戦し続ける姿勢が、会社や社員を強くし、結果、社会に心も豊かな人が増えていく。

整った環境ではなく、まだ形になっていない場所にこそチャンスがある。
NEOという場で、そんな挑戦する個性が交わることで、さらに面白い未来が生まれていきそうです。

  • 「危なっかしい場所ほど、 面白い。」

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