NEO INTERVIEW NEOで活躍する、
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正解を選ぶより、選んだ道を正解にする

正解を選ぶより、選んだ道を正解にする

常盤 圭史(ときわ よしふみ)
株式会社NTTデータ九州 代表取締役社長

1974年7月17日生まれ、栃木県宇都宮市出身。
金沢大学文学部卒業。
1997年、NTTデータ通信株式会社(現・株式会社NTTデータ)入社。
公共分野のシステム開発を中心にキャリアを重ねる。
2012年よりNTT DATA Vietnam Company Limitedへ出向。
帰国後、第一公共事業本部企画統括部長、コーポレート統括本部 人事本部 グローバル人事統括部長などを歴任。
2023年6月16日付で株式会社NTTデータ九州 代表取締役社長に就任。趣味は読書。


キャリアに、最初から正解はなかった

就職氷河期、海外勤務、グローバル人事。
NTTデータ九州のトップに立つ常盤圭史さんが語るのは、
「キャリアに正解を求めすぎないこと」だった。

就職氷河期から始まったキャリア

私が就職活動をしていたのは、いわゆる就職氷河期の真っ只中でした。
「就職できるだけでも恵まれている」
そんな空気もあって、将来のキャリアを明確に描くというより、まずは目の前の仕事に向き合うことに必死だったように思います。

1997年にNTTデータへ入社し、公共分野のシステム開発を中心にキャリアを重ねてきました。当時は仕事の多くが東京に集中しており、「しばらくは東京で働き、いずれは別の道を考えるのだろう」そんな感覚を持っていたのが正直なところです。


一つの領域を、10年続けて見えたもの

キャリアの中盤では、約10年にわたり同じ領域・プロジェクトに携わる時期がありました。一見すると変化が少ないように見えるかもしれませんが、
その分、業務の本質や組織の変化を深く理解することができ、今の自分の基礎を作ったとも言える期間でした。

2012年からは NTT DATA Vietnam Company Limited へ出向。
海外の現場で、日本とは異なる文化や価値観の中で仕事をする経験を積みました。
この経験は、その後のキャリアや人材観に大きな影響を与えています。


「会社に合う人材像」は、一つではない

帰国後は、企画・統括部門を経て、グローバル人事に携わりました。
外国籍社員を含む人事や組織づくりに関わる中で、強く感じるようになったことがあります。

それは、「会社に合う人材像は、決して一つではない」ということです。

安定して着実に成果を出す人も必要です。一方で、少し枠から外れた視点を持つ人、
思考に遊びや余白のある人にも、私は強く魅力を感じます。


境界を越えて見えた、人を動かす力の多様性

海外拠点での経験を通じて感じたのは、リーダーシップは文化的背景と密接に結びついているということです。
ベトナムでは、スピードやポジティブ思考が好まれ、完璧な計画よりも、まずやってみるという姿勢が周囲の共感を得やすいように思います。

もちろん、日本においても挑戦は大切にされていますし、リーダーシップの形も多様です。
ただ、異なる環境に身を浸したからこそ、そんな価値観が自然に腹落ちする形で自分のものになったのではないかと思います。


若い世代へ伝えたいこと

若い世代の皆さんに、これまでのキャリアを通して伝えたいことがあります。

チャンスが来たら、まずは受けてみてほしい。

私たちはつい、「今やっていることの延長線で考えて、やらない理由を探す」
そんな選択をしてしまいがちです。

ですが、後から振り返ると、「あの時やっておいてよかった」と思える経験の方が多い。
選択肢が多い時代だからこそ、自分で選び、引き受ける経験が、必ず将来の糧になります。


地域とともに成長する、NTTデータ九州

NTTデータ九州は、九州・沖縄地域に根ざしたIT企業として、
地方自治体、金融機関、民間企業、大学など、幅広い分野で地域社会を支えてきました。

社会や産業構造が大きく変化する中、現場の声に耳を傾け、地域が抱える課題に真正面から向き合う。
その積み重ねが、人を育て、組織を鍛え、地域とともに歩む力になると考えています。


九州・沖縄からアジアへ。

地域から世界へと価値を広げていくためには、多様な価値観が交差する環境の中で挑戦し続ける姿勢が欠かせません。

アジア市場は、変化のスピードも価値観の幅も大きい。
だからこそ、若い世代の挑戦や、新しい視点との対話が、これからの成長の源泉になると考えています。

NEO福岡のような場での世代を越えた対話も、その一つです。
地域の中に多様な視点を取り込みながら、九州発の価値をアジアへ広げていきたいと考えています。

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