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株式会社タカギ 下原様が語る、チャレンジ精神と地域、そして若者との未来共創

株式会社タカギ 下原様が語る、チャレンジ精神と地域、そして若者との未来共創

1986年8月23日生まれ おとめ座 二児の父。

2009年 株式会社タカギ入社。現在は総務人事部総務課に所属。2017年よりタカギ北九州ウォーターウェーブの応援団長を務める。学生時代からの音楽活動経験を活かし、チームの応援ソングを作詞作曲。現在25曲を各種音楽配信サービスで配信中。

かつては地域の「便利屋」から始まり、金型製造を経て、オイルショックという大きな時代の荒波を乗り越え、自社のアイデアと発明でメーカーへと舵を切った株式会社タカギ。北九州市に本社を構え、浄水器や散水用品の分野で革新的な製品を世に送り出し続けています。今回は、同社で多岐にわたる業務に携わりながら、女子ソフトボールチーム「タカギ北九州ウォーターウェーブ」の応援団長も務める下原様に、タカギのDNAとも言えるチャレンジ精神、地域への熱い想い、そして未来を担う若者たちと共に描きたい夢についてお話を伺いました。

潤いを届けるメーカーとしての挑戦とDNA

私達、株式会社タカギは、北九州市で浄水器・散水用品を製造しているメーカーです。2024年には新本社工場(福岡県北九州市小倉南区堀越413)とつくば工場(茨城県つくば市谷田部F54街区 1画地)を新たに建築しました。これらの新しい拠点から、日本全国のお客様、そしてタカギに関わる全ての方に潤いを届けたい。そんな思いで日々活動しています。新本社工場は見学もできますので、ぜひ一度お越しいただけたら嬉しいです。

タカギの強みは開発力とチャレンジ精神です。失敗を恐れずにチャレンジしてみよう!という活気のある企業風土が根付いています。この精神は、まさに創業当時からのものなんです。

創業者である髙城寿雄自身が、発明家でした。

元々は金型を作る下請けの会社で、その前は便利屋として冷蔵庫の修理なども手がけていました。プラスチックの金型製造が軌道に乗った矢先のオイルショック。ここで大きな危機感を抱いたわけです。『自分たちがメーカーとして主体的に動かなければ、いつまた同じことになるかわからない』と。そこから、自社のアイデアと発明でメーカーへの道を切り拓いてきました。

例えば、自然のエネルギーである水圧を利用した散水用品など、ユニークなヒット商品はそうした背景から生まれています。

工場見学が導いた運命、そして現在の役割

私自身がタカギと出会ったのは、実は小学生の時なんです。

私が入社したのは2009年で、もう16年ほどになります。入社の大きなきっかけは、小学6年生の時にタカギの工場見学に参加したこと。同じ校区にタカギの本社工場があって見学に行ったのですが、その時の記憶がすごく鮮明に残っていて。『大人になったら、自分もここで働くのかな』なんて漠然と感じていました。そして就職活動の時、その思いを面接で伝えたんです。『ミスタータカギです!』なんて言ったかもしれません(笑)。

今は、自分が工場見学などを担当する立場になり、かつての自分のようなきっかけや出会いが、また誰かにとっての良いものになれば、という思いで取り組んでいます。

入社してからのキャリアは、営業から始まりました。入社後3年間は埼玉で、計7年間ほど関東で営業活動をしていました。その後、2017年2月に北九州へ転勤となり、そこからこの新工場を建設する一大プロジェクトに携わることになったんです。山を大きく削るところから始まり、建物の計画、建設と進めて、ようやく2024年に完成しました。約8年がかりのプロジェクトでしたね。

現在は総務課に所属し、その役割は多岐にわたります。この完成した工場や拠点をさらに盛り上げていく、そして維持管理していくというフェーズです。工場見学の運営もそうですし、工場を支える様々な活動、例えば廃棄物管理や、94名が所属する自衛消防隊の統括事務局、環境に配慮したISO認証関連の業務なども担当しています。

その中でも少しユニークなのが、タカギ北九州ウォーターウェーブの応援団長という役割です。これは仕事というより、半分趣味のようなものですが(笑)。

スポーツを通じて地域を元気に、未来を切り開くNEO福岡への期待

私達の会社には、2017年から活動している女子ソフトボールチーム、タカギ北九州ウォーターウェーブがあります。私はその応援団長をやっているのですが、まだまだ社内での盛り上げも、そして北九州市や福岡県といった地域に対してできることも、たくさんあると感じています。ただ、正直なところ、まだ手探りの状態というのが現状です。

チームの選手たちは、社内の各職場に所属しているんです。ですから、それぞれの職場で『今度の試合頑張ってね!』といった声がかかるんです。

午前中は各現場で勤務し、午後から練習へ向かう選手たちを『いってらっしゃい!』と送り出す。小さな応援団がたくさんある、という感じですね。社員全員が身近に選手を感じ、応援しているのがタカギの特徴かもしれません。

今回NEO福岡に参加させていただくことで、スポーツを通じた地域活性化の取り組みについて多くの知識を得て、皆さんと一緒になって盛り上げていきたい。そして、自分たちの手で未来を切り開いていくような活動ができれば。そういった点に強く共鳴し、共感しています。

若者たちと共に、新しいチャレンジで未来を明るく

NEO福岡の活動を通じて、タカギとして、私個人として、若い世代とどのような未来を共創していきたいか。それは、新しいこと、初めてのことに一緒にチャレンジしたいということに尽きます。

私自身を振り返ってみても、全ての経験が自分を作り上げていると感じます。初めてのことに対するワクワクやドキドキは、大きなエネルギーや元気をもらえますから。そういった体験を皆さんと共有し、共に学び、何か明るい未来に繋がるような活動にしていけたら、これほど嬉しいことはありません。

未来を創る若者たちへ:共に学び、挑戦し続ける仲間として

私も年齢を重ねてはいますが、気持ちはいつでも若いつもりです。17歳の気持ちで、常に新しいことに挑戦していきたいと思っています。年齢や立場は違えど、多様な考え方を持つ皆さんが集まるこの場で、私自身も一人の参加者として、たくさんのことを学びたい。皆さんと一緒に、何か面白いこと、新しいことを始められるのを楽しみにしています。

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