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やずやの人と組織の成長、そして未来への挑戦

やずやの人と組織の成長、そして未来への挑戦

「やずや」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。多くの方が、親しみやすい健康食品の通販会社というイメージをお持ちかもしれません。しかし、その穏やかな表情の裏には、実は常に新しいことへ果敢に挑み続け、何よりも「人」の成長をどこまでも大切にする、熱い企業文化が息づいています。今回は、新卒で入社以来20年間、総務室の課長として採用から教育、そして会社の様々な挑戦を支え続けてきた井上寛子様に、やずやの知られざるDNA、人との真摯な向き合い方、そして未来への熱い期待を伺いました。

総務一筋20年、変化と挑戦の日々

私がやずやに入社して、今年で20年目になります。新卒からずっと総務室に所属しているというのは、社内でも少し珍しいケースかもしれませんね。総務室と聞くとルーティンワークをイメージされるかもしれませんが、私の場合は新卒・中途採用、新人教育といった人材育成の分野から、総務、労務、秘書業務まで、本当にマルチに経験させてもらいました。毎年何かしら新しい分野にチャレンジする機会があり、普通の会社であれば部署をいくつも異動するような経験を、一つの部署の中で凝縮して体験してきたような感覚です。

やずやの企業文化として、会社全体のチャレンジに総務としてどう伴走し、実現していくか、共に考え、実行することも多かったですね。

印象的なのは「新卒採用」と「人の成長」

やずやの新卒採用は、少し特徴的かもしれません。人事担当者だけでなく、各部署から10人ほどの社員が協力して、説明会から選考まで『全社員で採用する』というスタンスなんです。説明会では、多くの社員が自らの言葉で会社の魅力や仕事のやりがいを語ります。そうすることで、入社を希望する方々にとってこんな社員になりたいという具体的なモデルが見えやすくなるんです。

私が採用の仕事に大きなやりがいを感じるのは、人の劇的な成長を間近で見られることなんです。最初は自信がなさそうにしていた方々が、選考や面接を通して自分の意見をはっきりと言えるようになったり、入社前は人前で話すのが苦手だった社員が、社内イベントなどで堂々と意見を発表できるようになったり。そうした変化を1年目から、5年、10年と一緒に働きながらリーダーへと成長していく過程を共に経験できるのは、本当に素晴らしい文化だと感じていますし、私にとって大きな喜びです。

やずやの採用では、誰でも能力が高い人を採用するのではなく、現状の自分に満足せず、もっと成長したいという意欲のある人を求めています。完璧な人はいらないんです。むしろ、人間味を見せながら『こうなりたい』という強い意志を持った仲間を募集しています。だからこそ、入社後の変化や成長をより強く感じられるのだと思っています。

通販モデルを核に、未知の分野へも「根拠ある挑戦」

「やずや」と聞くと、健康食品のイメージが強いかもしれませんが、実はその事業領域は多岐にわたります。もちろん、主軸は健康食品や化粧品、雑貨などを福岡から全国のお客様にお届けする通信販売事業です。お客様のターゲットは主にアクティブシニアと呼んでいる方々で、その方々の悩みを解決し、人生をより豊かにするお手伝いをすることが、私たちの最大のミッションです。だから、健康食品だけでなく、お客様の声に応えてオーガニックにこだわった化粧品を開発したり、最近では家電や雑貨なども扱っています。ジャンルは問わず、シニアの方々が喜んでくださるものを提案し続ける。それが私たちの仕事だと考えています。

この通販モデルで培ってきた経験や顧客基盤を活かしながら、全く新しい分野へも挑戦を続けています。例えば、地域活性化への貢献も考え、会員制の本屋「やず本屋」を運営したり、ホテル事業にも参入しています。天神や博多にある「ホテル天神プレイス」や「ホテル博多プレイス」は2000年頃から、そして最近では「The358」も運営しています。ホテル運営のノウハウが全くないところからのスタートでしたが、通販で培ってきた“おもてなし”の心は通じるものがあると信じて取り組んできました。

さらに、ベトナムでのビル運営やサービスアパートメント事業、アジア健康研究所を通じた研究助成、アメリカや台湾への海外展開など、その挑戦は国内に留まりません。全く知らない業界や分野に飛び込むこともありますが、これまでの経験を活かし、しっかりと根拠を持った上で結果に繋げていく。その熱意と行動力が、やずやの挑戦を支えているのだと思います。

プロバスケットボールチームであるライジングゼファーフクオカのオーナー企業であることも、意外と知られていないかもしれませんね。スポンサーではなく、オーナー企業としてライジングゼファーフクオカを応援しています。これも、やずやらしい挑戦の一つだと捉えています。

NEO福岡への共感:Playfulな挑戦と、社外での切磋琢磨

今回、NEO福岡に参加させていただいた理由ですが、一番は理念への共感が大きかったですね。

特に『挑戦する心』『楽しむ心』、そしてPlayfulというキーワードです。やずやが日頃から大切にしている理念と本当に通じるものがあると感じました。挑戦というと、どこか怖いイメージやできないかもしれないという不安が伴うこともありますが、それをどう楽しみながら乗り越えていくか。仕事にはやらねばならないこともありますが、それを楽しんで取り組める雰囲気というのは、やずやの文化と非常にマッチすると感じています。だからこそ、うちのメンバーもきっと楽しんで参加できるだろうと思いました。

もう一つ、大きな魅力として感じたのが、社外の人材との出会いとそこから得られる刺激です。社内にいると、どうしても情報がクローズになりがちですし、価値観も似通ってくることがあります。しかし、異なるバックグラウンドや新しい発想を持つ人たちと一緒に何かを成し遂げようとすることで、自分たちが磨かれていく。この機会は本当に貴重だと感じています。特に、リーダー候補となる人材にとっては、素晴らしい成長の場になるのではないでしょうか。単なる座学ではなく、ミッションに取り組みながら実践的に学べるカリキュラムも、成長に繋がる大きなポイントだと期待しています。

未来を担う若者へ:無限の可能性を信じ、福岡をワクワクする場所に

皆さんの可能性は、本当に無限大だと信じています。人との出会いや新しい経験は、その可能性を大きく伸ばしてくれるはずです。特に若い時期に多様な価値観に触れ、実体験を積み重ねることは、計り知れないほどの経験値となり、皆さんの成長の糧となるでしょう。このプログラムを通じて、楽しみながら福岡という街をもっとワクワクする場所にしたい、やっぱり福岡がいいなと思えるような、そんな未来を一緒に作っていってもらえたら嬉しいです。

私たちも、皆さんの成長に少しでも貢献できるように、そして共に学ばせていただく姿勢で関わっていきたいと思っています。社内だけでは経験できない、刺激に満ちたこの場所で、皆さんが大きく飛躍されることを心から楽しみにしています。

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